貼りは、貼り箱の特徴的な仕事です。
以前にご紹介した、芯地を組み立てた状態の箱に、化粧紙を包むように貼っていきます。
まずは、置き。
機械で糊付けした化粧紙に、下地の箱を置いていきます。
動いていく化粧紙の真ん中に置いていくのは、難しい。
四角の隙間や紙幅なども考慮しながら、置いていきます。
置きがズレると、次の包み作業も美しく包めません。
また、置きの仕事をする職人は、糊の具合も調整していきます。
糊がつきやすい紙、糊を吸いやすい紙、伸びやすい紙か、などなど
それぞれの化粧紙の特性に対して、濃さや量を調整していきます。
これは、化粧紙や箱の大きさによっても、変わってきます。
また、先頭は、みんなの作業スピードを見ながら、調整役も行います。
膠糊は、乾きが早いため、糊がついた状態で放置しておくと、くっつかなくなります。
でも、ペースが遅すぎても作業が進みません。
全体を見ながら、進めていきます。
こんな風にさまざまなことに目を配りながらする先頭の置きは、ベテラン職人の仕事です。
それだけではなく、置きの仕事は、包み方によって、巻きという作業や貼り分けという作業も行うため、技術力が必要になるのです。
それはまた、別の記事に書きたいと思います。
この置きの次は、貼りに入っていきます。
長くなりましたので、これも次に書きたいと思います。
弊社はオーダーメイド専門の箱屋です。
こんな箱できるかな?現実的にどうだろう?など、迷うことがありましたら、一度ご相談ください。
※ご相談されたからといって押し売りは致しません。
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