
箱初心者の方へ
箱を初めて発注する方へ
野村紙器には、初めて箱を作るお客様が多くいらっしゃいます。
わからないことばかりで不安だと思いますので、箱を作るときに決めなければいけないことを基本編としてまとめてみました。
① 内寸法を決める。(内寸法とは、商品を入れる箱の内側の寸法です。)
これは、商品の寸法を図ることから決めます。縦・横・高さを図ります。円の場合は直径と高さを図ります。商品に出っ張りがある場合は、一番寸法が大きい部分を図ります。
次に、箱に商品をどのように入れるかを決めます。例えば、横向きに入れるのか、立てて入れるのか。それによっても内寸法が変わってきます。箱に入れたい商品の数が複数ある場合やパーツに分かれている場合にも、どのように入れるかをまず、決めて、並べてみて、その状態で寸法を図ると良いと思います。
また、商品を何かに包んで入れたい場合、例えば布で包みたい、緩衝材を巻きたいなどがありましたら、その分も忘れずに寸法に入れましょう。
通常、商品の寸法きっちりで箱を作ってしまうと取り出しにくくなってしまうため、商品にもよりますが、箱の大きさは縦横2〜3mmほど余裕を見る方が良いと思います。ちなみに、高級に見せたい場合は、商品よりも箱を大きくする方が、高級に見えます。
基本的には、内寸法を基準にしますが、ディスプレイするために、外寸法から決めたい場合は、その旨をお伝えください。
② ロットを決める。
製作する数によって、作る方法や作れる箱の種類、価格が違ってきます。
ロットの目安がなければ、お見積もりができません。基本的には、ロットが多い方が価格が下がりますが、本当に欲しいロットをまずは伝えていただければと思います。
③ 箱の種類を決める。
箱には、貼り箱、組立式箱、段ボール、木箱などがあります。
それぞれに特徴がありますので、商品に合った箱をお選びください。また②でも記載したように、ロットによって、かなり高額になってしまう箱の種類もございます。
初めての場合は、よくわからないと思いますので、ご相談いただければ大丈夫です。
④ 箱の形を決める
貼り箱や組立式、木箱、段ボール、製作できる形が異なります。
イメージの写真やイメージ図があるとわかりやすいです。そこから、製作可能かなど詳細のお打ち合わせをしていきます。
初めての場合は基本の形にされる方が多いです。
⑤ 貼り箱の場合、貼り紙を決める。
厚紙の周りに貼る紙によって、雰囲気がかなり変わりますので、色や紙のテクスチャーのイメージなど膨らませておくと良いと思います。
⑥ 印刷もしくは箔押しをするか決める
印刷や箔押しをすると高級感がグッと上がり、オリジナリティを出すことができます。
注意点として、印刷デザインやロゴデザインなどはデータをご支給いただきますので、イラレでのデータもしくは、高解像度のデータが必要です。有償になりますが、デザイナーをご紹介することも可能です。
最近、Canvaにてデータをご支給いただく場合がございますが、Canvaの場合、パスという機能がございませんので、そのままのデータで使用することができません。その場合は、別途、トレースのデザイン費用がかかります。
最後に、野村紙器はオーダーメイド専門店です。既製品の箱はありません。
箱のことがわからないお客様にも、どんな箱が適切なのか、お客様のイメージや商品のことを伺いながら、丁寧にご説明させていただきます。
トータルでのデザインをご要望の場合は、弊社と提携があるデザイナーをご紹介することも可能です。※別途料金が必要です。
しつこく営業することもございませんので、ぜひ安心してご相談ください。







